【コラム】ダイエットのリバウンドで「人生で最もデブ」になり “体重の増加より恐ろしいこと” に気づいた

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今から半年ほど前、私は本気のガチダイエットを決意した。その時の体重は85.3kgで、1カ月後に79.9kgになったから、5kg以上の減量に成功したことになる。スタートダッシュは悪くない。というか、むしろ急激に痩せ過ぎだ。

かえって体が心配だと感じたので、以降はゆっくり確実にやせることを目指し、2カ月後には78kg。3カ月後には77.4kgとなった。それに従って、生活の質が変わっていった。階段の上り下りが以前よりも楽になった。前から穿いていた短パンがガバガバになった。ケツを拭くのも余裕になった。

そして今。私の体重は……

87.5kg

ご覧の通り、ダイエット中の体重から10kgほど太ったことになる。加えて、私は自分の過去最高体重を更新することになった。

・体重の増加より恐ろしいこと

上の結果を見て、「台無しだ」と思う人だっているかもしれない。「3歩進んで5歩下がった」と思う人だっているかもしれない。「最初からダイエットをしない方がマシ」とさえ思う人だっているかもしれない。

まあきっとその通りなのだろう。しかし、私は特に何とも思っていない。悔しさ、ゼロ。後悔、ゼロ。リベンジする気、ゼロ。ただただ無。

──この心理状況こそが、体重の増加より よほど恐ろしい気がしてならない。

そもそも、ある程度太ったらそのうち やる気が出るだろうと思っていたから、私はほとんど我慢することなく好きなものを食べていたのである。なのに、人生でもっともデブになっても、私のメンタルにはまったく火がつかない。結果的に、気にせず食いまくる習慣だけが残ったのだ。

時折、お線香レベルの火がつくことがあるが、それこそ線香花火よりも早く燃え尽きる。あたりに漂っていた煙さえ、数秒後には儚く消えてしまう。

このまま行けば、自分の体は一体どうなるのか? 90kgになって100kgになって、そこでもまだ火がつかないのだろうか? 火がつくのは、糖尿病か何かになったときなのだろうか? そのタイミングで「もっと早く減量しとけばよかった」なんて月並な後悔をするのだろうか?

生活に変化が必要なのはわかっている。だけど、私のメンタルは波間に漂う使用済ロケット花火のように湿り切っているのだ。着火の気配はゼロ。ただ波に揺られて流されているだけである。

・降参

それにしても、世の中にはこれほどダイエット本が溢れているのに、湿り切って腐りかけた使用済ロケット花火のようなメンタルに火をつける方法はいまだに分からない。それくらい自分で何とかしろってことなのだろうけど、自分じゃ何とかならないから他人の知識に頼っているのである。

よく分からないまま火をつけようとしても不完全燃焼。煙だけがもくもく立ち昇って目が痛くなるだけだから、もう無理に火をつけるのはやめよう。やめや! やめ! ダイエット中止〜!!

──以上。美談要素皆無のダイエッターのリアルでした。

※ ネットの記事やTV番組では、「1カ月で10キロの減量に成功!」とか「血のにじむような努力で別人に!」といったカッコいいものばかりだけど、実際は大体こんなもんだよね?

Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

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