肉の絨毯が手打ちそばに浮かぶ! 品川・青物横丁『そば切り うちば』の「肉そば」が激ウマ / 立ち食いそば放浪記:第196回

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肉そばが好きだ。柔らかく煮込まれた肉本体の味はもちろん、肉の甘みが染み出したつゆがウマイ。あっさりしたつゆと肉の脂が奏でるハーモニーは、そばとも相性抜群である。

ただ、当たり外れも大きいのが立ち食いそば屋における肉そばだ。肉がかたかったり、値段のわりに少なかったりすることも多いので、私(中澤)は、立ち食いそば屋で肉そばを頼む時は「賭け」だと思っている。今回、そんな賭けに勝ったためお伝えしたい。大勝利だ。

・リクエスト……届くっ……!

もったいぶらずに言ってしまうと、その大勝利の肉そばがあるのは品川の京急線青物横丁駅近くにある『そば切り うちば』である。うまいそば屋を求めて色んな街を放浪する「立ち食いそば放浪記」。先日、ロケットニュース24の読者から私宛に以下のリクエストが届いていた。

「『立ち食い蕎麦放浪記』も私も立ち食い蕎麦好きということもあってお気に入りの一つなのですが最近私が気に入っている立ち食い蕎麦屋さんをご紹介したいと思い突然ですがメッセージを送らせていただきました。

品川区青物横丁駅から歩いて5〜6分 ジュネーブ平和通り沿い都立八潮高校の2軒手前にある『そば切り うちば』です。天ぷら自体は特筆すべきレベルではないかもしれませんが手打ちの二八蕎麦はなかなかのレベルだと思います!」

──実は、この『そば切り うちば』、私が次に行ってみようと思っていた店である。そうか、やっぱりそばがウマイのか。というわけで、このリクエストにも背中を押される形で『そば切り うちば』に向かったわけだ。

・ざわ… ざわ…

立ち食いそば屋としては小綺麗な外観をしているこの店。ニ八の手打ちそばということで、「ざるそば(税込440円)」や「鴨汁そば(税込700円)」などのつゆと別のそばにしようか迷ったが、店の外にある券売機を見ているとあることに気づいた

肉そばがオススメっ……!

税込700円と決して安くはない。しかし、券売機の1番上の段に肉そばをぶち込む心意気。これは自信の表れと見て間違いないだろう。ならば、私も賭けようじゃないか。券売機で食券を購入し、入店してカウンターで店員さんに渡す。

・僥倖っ・・・!

店内は、カウンターと、向かいの壁沿いに立ち食い用棚が設置された細長い空間。そこで6人ほどの男たちがそばをすすっている。どうやら肉そばを注文している人はいないようだ。

水を入れてぽつんと空いたひと席分のスペースにすべり込んで待っていると、背中から「肉そばのお客様!」と呼ぶ声がした。振り返ったところ……

僥倖っ・・・! なんという僥倖っ・・・!

絨毯のような豚肉がそばに浮かんでいる! その大きさは丼の半分を覆わんばかりだ。思わず箸で持ち上げてみると自重で少し崩れる豚肉。ホロッホロやないか!!

そんな豚肉は食べると口の中でトロける。豚肉の脂と甘辛い味で舌まで溶けそうだ。感謝っ・・・! 圧倒的感謝っ・・・!

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2020年一発目の立ち食いそば放浪記。肉分厚いよ!

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・セイジ、豪遊っ……!

しかも、特筆すべきはそば自体のクオリティーの高さである。立ち食いそば屋でこういったジャンクみのあるそばを注文した場合、トッピングのパンチだけでそば自体はいまいちなことも多い。しかし、この店は、それでもそばが主役となっているのだ。

太めの麺は食べごたえが抜群だが、のど越しがスッキリしている。ざるそばやもりそばで食べてもウマイに違いない。コク深く爽やかなつゆもろとも飲み干した。かぁ~~~~~っ! 染み込んできやがる……! 体にっ……!

バランスとして最強の『そば切り うちば』の「肉そば」。700円でも大勝利と言えるだろう。立ち食いそば屋でこれほどの肉そばに出会うとは……。これだから肉そばはやめられない。至福っ……! 圧倒的至福っ……!

Report:肉そば黙示録・セイジ
Photo:Rocketnews24.

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