これはチキンカツの化け物やでぇ…! 大阪屈指のデカ盛り料理「天保山チキンカツ」に挑んだら身も心も砕けた
貴方が飲食店を営んでいたとしよう。もし自分の店でデカ盛り料理を出すとしたら、どんなメニュー名を考案するだろうか。筆者なら「富士山盛り」とか「エベレスト盛り」とか大きさが伝わるような商品名にすると思う。やっぱり「山」=「デカイ」だしね。
そして今回チャレンジする爆盛りグルメは、その名もズバリ「天保山チキンカツ」。確かに山の名前は付いているが……天保山といえば日本で二番目に小さい山なんですけど!?
・小さな小さな山
以前の記事で詳しく紹介したこともあるように、大阪にある天保山といえば高さ4.53mという超プチサイズの山だ。ぶっちゃけ山というよりは小高い丘くらいの大きさで、デカ盛り料理のメニュー名に冠するような山だとは思えない。
大阪だから「通天閣盛り」とかなら分かるけど、「天保山チキンカツ」って(笑)。ぶっちゃけ余裕で完食できるでしょ(笑)。
これは勝ったも同然。過去のデカ盛りチャレンジで成功を収めたこともある筆者は、意気揚々とお店へと足を運んだ。その先に地獄が待ち受けているとは露知らずに……。
・モンスター現る
やってきたのは大阪市港区にある「赤丸食堂」。夜の7時くらいに訪れたのだが、店内は盛況そのもの。家族連れから仕事帰りの人まで客層は幅広く、地元の人から愛されている店だということが分かる。
それはさておき天保山チキンカツだ。山盛りのライスとセットになったマンガ盛り定食(1270円)というのがあるみたいなので、そちらにチャレンジすることにした。
筆者にとってチキンカツは好物中の好物。それをデカ盛りで食べられるとは幸せなことよ。早く来ないかな……早く……
??? いま何か見えたような……
霧の中から、突如モンスターが姿を現した。何切れあるのか数える気すら起きないほど高く積まれたチキンカツ。これが天保山チキンカツの正体だというのか!? 日本で二番目に小さい山とは一体……。
そしてチキンカツ以上に衝撃的なボリュームの、マンガ盛りご飯。霧の正体はコイツが発する大量の湯気である。まさにマンガでしか見たことのないサイズ。三次元の世界に生きる筆者に、これをどうしろと!?
・味は文句なし、だが……
30分以内に完食すればオリジナルTシャツがもらえるとのことだったので、ダメ元でトライしてみることに。30分かぁ……。
内心「無理やん?」と思ったが弱音を吐いても..