【喫煙者の憂鬱】私が旧型アイコスを購入するに至った理由 / あるいは貴族化を避けるために……

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加熱式タバコの業界は、フィリップ・モリス・ジャパン「アイコス」の独走状態が続いている。ライバルのJT(プルームテック)、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(グロー)は新しいモデルを相次いで発売開始しているが、なかなかトップのアイコスに追いつけない状況だ。

とはいえ! 業界は以前ほどの盛り上がりを見せていない。そんななかで、私は最新型のアイコス(3 Duo)から旧型に買い替える決断をした。その理由についてお伝えしたいと思う。

・加熱式タバコ業界の現状

まず初めに、現在の加熱式業界の状況について、私の独断の見解をお伝えしよう。アイコスが登場した当初は、とにかく品数が少なかった。コンビニ等で販売しておらず、アイコスストアでは早朝から長蛇の列ができ、激しい獲得合戦が続いていた。

在庫が拡充すると自然と落ち着き、やがて最寄りのコンビニで買えるようになった……、次に起きたのはアイコス本体の故障問題だ。アイコス3が出るまでの本体はフタが壊れやすく、ホルダーの充電ができなくなる問題が頻発。修理や代替品を求める人で、やはりアイコスストアは混雑していた。

・3の登場で劇的に変化

アイコス3が登場すると、その問題は劇的な変化を遂げる。フタの造りを変えて、開閉を楽にすると同時に、壊れにくくしたのである。

さらに、最新版のアイコス3 Duoでは2本連続吸いを可能にした。また、マルチでは1回のフル充電で10本連続喫煙を可能にしたのである。これらはユーザーから強く望まれた機能で、多くの人が喜んだに違いない。

だが! 壊れにくくなると、ユーザーの熱狂は一気に冷め、どこでも手に入ることから希少性も薄くなり、そのためか、3 Duoはそこまで話題にならなかった。アイコス熱の鎮静化は業界全体に波及し、現在の盛り上がりにかける状況に至ったのだ。

・旧型を買った理由

ではなぜ、私が3 Duoを持ちながら、旧型(2.4Plus)を購入したのか。壊れてない、使用感にも満足している。しかし、このままではイカン! と自らを省みて、旧型を手にした次第。その理由はとても単純だ。

……タバコを吸い過ぎてしまう……

いくら自称「さすらいのニコチン野郎」の私といえど、無限にタバコを吸える訳ではない。旧型アイコスを使っている時代は、1日に1箱と少しがアベレージだった。ところが3 Duoに変えたら、1度に2本吸えることを良いことに、1回の喫煙で2本吸いが当たり前になってしまったのである。

1日の喫煙量は少しずつ増えていき、1日1箱半、場合によっては2箱。先日お休みの日には3箱目まで手が届いてしまった。マズイ! タバコは好きだ、愛してる。でも、このまま行くと、紙巻きタバコ時代をしのぐ勢いで、タバコを吸いまくってしまうじゃないか! 

1箱500円になることを信じていなかった頃は、「500円になったらやめる!」って言っていたのに、このままでは1000円まで吸うことになるだろう。ということはつまり、ヘタするとタバコ代だけで1日3000円という異常事態を迎える可能性まで出てくる。

そんなことになったら、私は私に言いたい!

貴族かよ!!

──と。私が貴族になる前に取り得るカンタンな手は1つ。旧型アイコスに替えることだった。これで1日3箱なんてバカなマネはしなくなるはず。何しろ1回に1本しか吸えないのだから。

おそらく賢い人なら、「2本吸うことができても、1本吸ってやめればいいのに」と思うかもしれない。そうだ、その通りだ。しかしそれができたら苦労しない。できないんだよ! 吸える限界まで吸おうとするのが、ホントの喫煙者なんだよ! だから、外的要因で吸う量をコントロールしないと、自分の思いだけではどうにもならんのじゃ!

ということで、フィリップ・モリス・ジャパンには “吸いすぎない” アイコスの新モデルを出して欲しいと願うばかりだ。

執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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