【実感】ヒゲをトコトン伸ばすと剃るのが惜しくなると判明 / あるいは理美容師さんの仕事について
外出自粛が明けるまで、私(佐藤)はひとつ決めていたことがある。「ヒゲは剃らん!」と。長らく外出を控えていた証として、何か自分なりに残しておきたかった。記録らしきモノを。ヒゲが記録になるかわからないけど、自撮りを見たらきっと思い出すと思ったんだ。新型コロナウイルスとの戦いに人類が打ち勝てば、「そうだ、この頃は外に出られなかった」と懐かしく振り返る日がきっと来る。
だから、緊急事態宣言が解除されたらヒゲを剃ろうと思っていた。数カ月ぶりに理容室に行き、ヒゲを剃ってもらおう! と決意したはずだった……。ところが! いざ、剃る段になると、急に惜しくなってしまったのである。一体なぜ? なぜ、惜しくなったんだ?
・夏が来る
ヒゲの長さが自分史上記録的であることについては、以前の記事(ヒゲリンピック2020)ですでにお伝えした通りだ。過去に何度ヒゲを伸ばしても「むさ苦しい」と思うことはなかったが、今はどう考えてもむさ苦しい! むさ苦しいほどにもほどがある。
オマケに髪も伸ばし放題で、天パの私の髪はすでに “名状しがたい” 状態になっている。作ろうと思っても作れない形だ。この髪型は何型なの?
次第に気温も高くなり、夏のような暑さを感じる日も少なくない。う~ん……もう限界! ガマンできないのだッ!! ということで、サッパリするために理容室に突撃! 場所は新宿駅西口の「プレミアムバーバー」。ここでサッパリするのだ!
・ヒゲ、似合うやん……
髪はここ数年の目標のひとつだった「オールバック」に。頭頂部の髪を後ろに寝かしつけたい。そう思い、少しずつ伸ばしてきたつもりだ。もうすぐその目標が達成できそうな長さにまで来ている。天パなのでサイドを伸ばすとめちゃくちゃになってしまう。したがって、サイドは今まで通りに刈り上げ。3ミリにビシッと刈ってもらった。
本題はヒゲだ。今回理容室に来たのは、髪よりもむしろヒゲのためと言ってもいいかもしれない。全剃りして、元のベイビーフェイスに返り咲いても良い。そのくらいに思っていたのだが、いざお店の鏡で自分の顔を見てみると……
ヒゲ、結構似合うやん?
そう思ってしまった……。何よりこの在宅期間を共に過ごしてきたヒゲを、むざむざと剃り捨ててしまって良いのだろうか? 何の役目で私の口だのアゴだの首だのに生えているのかはわからないが、とにかく一緒に歩んできた..