勤務先で感染者が出た男性に『外出禁止』の状況を尋ねた / 男性「当たり前のことがしたい」

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2020年4月7日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、政府は緊急事態宣言を発出した。宣言の効力は5月6日までの約1カ月間とされている。日に日に深刻さを増していくなか、私(佐藤)は自分の開設したLINEのオープンチャットで「外出禁止」状態にある人から話を伺うことができた。

3月末に勤務先の店舗で感染者がいることが発覚し、現在外出禁止になってから1週間が経過したAさん(仮名)。現在までのいきさつは、以下の通りである。

・勤務先で感染者が出た男性

Aさんには個別にメッセージを送り、現在に至る状況を尋ねた。その内容を時系列にまとめると次のようになる。

3月28日 発熱と咳の症状がある女性従業員が欠勤

同日 その女性従業員は医療機関でPCR検査を受ける

3月29日 肺炎との診断を受ける

4月1日 新型コロナウイルス陽性と判明し、女性従業員は自宅待機との指示を受ける

4月2日 店舗を休業して、保健所の立ち合いのもと、店舗の消毒作業を実施

その後、女性従業員と同居する母親もPCR検査を受け、陽性と判明。2人は入院

Aさん「3月28日にその女性従業員と会っている人が、「濃厚接触者」に当たるそうです。お店にいた自分もそのうちの1人ということで、保健所から連絡を受けました。自分もかかっているのか気になったんですけど、症状がないと検査をしてもらえないそうです。

極力外出を控えてくださいってことで、家にこもっています。家には生活に困らないだけのモノがありますけど、1人暮らしなので正直困っています」

佐藤「お店の消毒作業は保健所の方がやるんですよね」

Aさん「それが立ち会いだけで、自分たちで消毒作業をやるんですよ。まさか自分がそんな状況に置かれると思っていなかったので、ちょっと驚きました」

やりとりの最後に「今、一番不安なことはなんですか?」と尋ねると、

Aさん「不謹慎かもしれないですけど、最初の2~3日は仕事を休むことができて、ちょっと嬉しかったんですよね。店のある程度のことを任されてる立場なので、普段もあまり思うように休めていないところがあったもので。

でも、日を追うごとに、お店のことが心配になって来ました。営業を再開できなければ、みんな給料は出ないし、家賃も光熱費も払えなくなります。

仕事がしたいです。お客さんと話したり、スタッフの愚痴を聞いたり……。当たり前のことが1番したい。とにかくお店のことが心配です」

東京都をはじめとする7都府県に緊急事態宣言が出され、営業自粛を要請されるお店や施設も少なくない。休業を決めたところはこの先1カ月……さらにその先の見込みも立っていない状況だ。国により損失補償はなされるのか? 今後も政府の判断に注目が集まりそうだ。

Report:佐藤英典
Screenshot:iOS「LINE」

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