【革命】このベルトがあればチャイルドシート不要!? ベルト型幼児用補助装置『スマートキッズベルト』を使ってみた / 良かった5つのポイント

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子供の安全を守るチャイルドシート。現在、日本では6才未満の乗車にはチャイルドシートの使用が義務付けられ、12才くらいまでは学童用のシートの使用が推奨されている。子供の安全には必需品なわけだが、チャイルドシートの利用には少し困った点もある。それが「場所をとること」「持ち運びの不便さ」だ。

帰省や旅行先でレンタカーなどを利用する場合、必ずしもチャイルドシートを借りられるとは限らないし、また使わないときは大きすぎて邪魔。それも「仕方ないよね」と思っていたが、解決方法が存在した。ベルト1本装着するだけで、子供が安全に乗車できるというアイテムが日本でも手に入るのだ。

・『スマートキッズベルト』とは

そのアイテムの名は『スマートキッズベルト』という。ベルト式の幼児用の乗車補助装置(年少者用補助乗車装置)だ。装着することで車のシートベルトの有効性はそのままに、子供にピッタリの長さに調整してくれるというものである。

パッと見ると、重さは約120gで「これがチャイルドシートの代わりになるの?」と思うくらい小さい。だが、スマートキッズベルトはEUや米国の厳しい基準をクリアし安全認証を取得。日本でも安全基準を満たしたチャイルドシートに添付される「Eマーク」(ECE R44/04、グループII&III)を取得し、スマートキッズベルトは2019年4月に国内デビューを果たしたのだ。

・実際に使ってみた感想

なるほど安全性は各国のお墨付きということか! だったら一度試してみたいなぁ。ということで、さっそくスマートキッズベルトを購入。使用の目安は3才~12才、体重15キロ~36キロとのこと。我が家はちょうど上の子が3才、体重も15キロほどあるので使ってみた……とその前に、まず使い方をマスターするために人形でも試してみた。

【その1】装着が簡単

装着はめっちゃ簡単。まず子供を後部座席に座らせ、シートベルトをしめる。その後、スマートキッズベルトの下クリップをシートベルトの腰部分につけ、上クリップをシートベルトの上側に装着。上のクリップ部分が肩あたりにくるように長さを調整するだけだ。

クリップを開くのに多少の力が必要だったが、これだけ固ければ子供が触って外れるということもないだろう。

【その2】ホールド感はバッチリ

装着方法をマスターしたところで、そのまま車を走らせてみた。60キロ制限の一般道路のほか、80キロ制限の高速道路も走ってみたが、ベルトはズレたりすることもなく、ホールド感は結構しっかりしているようだ。

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おさるのジョージとドライブ🚗 ベルト1本でチャイルドシート代わりになるという「スマートキッズベルト」を使ってみました❗ 着け方がわからなかったので、まずはぬいぐるみで実験。 そのまま走ってみました。 これ1本で大丈夫なん?って思うくらい小さいけど、ちゃんとホールド感があってよかった🤭 動画は80キロ制限の高速を走ったときのものです。 #スマートキッズベルト

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【その3】車内が広々!

そして車内空間が広々! 我が家は3才児のほかに1才の双子もおり、車にはチャイルドシートを最大で3つ載せている。チャイルドシート3台で圧迫感がすごかったが、1つをスマートキッズベルトに替えることで車内空間がだいぶ広くなった。

【その4】掃除がラク

あと意外だったのが「掃除がラク」というポイントだ。チャイルドシートなら車から外し、カバーをとって洗濯して、本体を拭いて……といくつかの工程が必要だが、スマートキッズベルトの場合、さっと拭いて、あとは座席にブーンと掃除機をかけるくらいで済むのでとてもラクチンだ。小さく、携帯性が高い点がこんな風にも作用するとは思わなかった!

【その5】そしてリーズナブル

そしてリーズナブルなお値段も嬉しい。本体1本と専用ポーチつきで4980円(税別)、コストコならポーチは付かないが2本セットで3500円くらいで販売されていた。

一般的に、多くの家庭でまず0才~4才くらいまで使える乳児・幼児兼用のチャイルドシートを使い、その後、「ジュニアシート」とも呼ばれる学童用のチャイルドシートに買い替えることが多いだろう。その学童用のシートも1万円以上するものが多いので、値段+付加価値を考えるとかなりリーズナブルではないだろうか?

・子供の感想

では使い方に慣れたところで実際に3才児に装着させて、車で走ってみた! その反応はというと……チャイルドシートに座ったときより視点が低くなるので「(景色が)見えない~!」とのこと。おお、それは盲点だった! だが子供に「ベルトは痛くないか」「嫌じゃないか」を聞いてみたところ、「大丈夫~」と話していた。

うちの子供の場合、スマートキッズベルトだと長時間のドライブは飽きる可能性もあるが、着用に不快感はなさそうなので、行き先やシーンよって使い分けすることができそうだ。4才まで使える幼児用チャイルドシート卒業のタイミングでスマートキッズベルトに乗り換えるという選択肢が生まれたのだった。

・国内総代理店に聞いてみた!

とは言え、慣れたものから全く新しいものに乗り換えるのには少し勇気がいる。そこでスマートキッズベルトの日本総代理店である「メテオAPAC株式会社」の広報担当の方にいろいろと聞いてみた! 

──従来のジュニアシートは子供を椅子に座らせることで座高の低さを補おうという印象なのに、スマートキッズベルトでは逆にシートベルトの方を子供に近づけているんですね。なぜこのような商品が開発されたのですか?

メテオAPAC「そうですね。ポーランドの開発者からも聞いていますが、スマートキッズベルトは『元々、車のシートベルトは大人用に安全に作られている。その安全性をいかにそのまま子供のために使うか』という発想から生まれた商品なんです」

「元々備えている安全性をいかにそのまま使うか」その発想は目からウロコだ! 単純に軽量化や携帯性を高めるために開発されたわけではなかったのか! 開発の背景を聞けただけでも、いかに安全性に注意が払われているかが伝わってくるようだ。では開発国であるポーランドでは、どれほどスマートキッズベルトが支持されているのだろうか?

──ポーランドでのシェアはどんなものなのでしょうか?

メテオAPAC「実はスマートキッズベルトのような携帯できる幼児乗車補助装置(年少者用補助乗車装置)で、安全認証を受けているものはスマートキッズベルトしかない状況です。つまりチャイルドシートのようにいろんなメーカーが作っているわけではないので、シェア率というのは出せないですね」
つまり類似品は存在するが、それらは安全認証、つまりEマークを取得しておらず安全性が確認されていないということなのだ。世界中を探してもベルト型の乗車補助装置でEマーク取得済はスマートキッズベルトのみ。そのため、シェア率が出せないということである。

確かにネットでは似たような商品はすぐ見つかるが、安全基準を満たしているかどうかの違いがあったのか! メテオAPACも安全のために「類似品にご注意ください」と注意を促している。

──では参考に売上個数を教えていただけますか?

メテオAPAC「ヨーロッパや日本の他、アメリカでも販売されていて、世界で100万個ほどになります。日本では昨年の発売から1年で10万個販売しています」

また一般家庭だけでなく、たとえば福島県二本松市のタクシー会社でも導入。タクシーにおけるチャイルドシート等の着用は法的には免除されているが、安全のために「全席シートベルト着用」を目指しているそうだ。ほか関西など数社のタクシー会社でもニーズの高いエリアではスマートキッズベルトが導入されているという。

そういった取り組みも行われているとは! 選択肢が増え、負担が減り、便利になるのはいいことだ。従来のチャイルドシートにも利点はあるが、スマートキッズベルトにまたメリットがある。選択肢のひとつにするのはアリな話だろう。

参考リンク:スマートキッズベルト公式サイト国土交通省JAF
イラスト・Report:沢井メグ
Photo:メテオAPAC
Photo:Rocketnews24.

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