レミー・キルミスター27歳〜初めて踏んだアメリカの地、L.Aのホテルで書いた楽曲“モーターヘッド”

この記事は約7分で読めます。

ヘヴィメタル界の重鎮モーターヘッドのボーカル&ベースを担当し、HR/HMシーンにおけるカリスマ的存在だったレミー・キルミスター。
1945年、彼はイギリスのスタフォードシア州ストークオントレントで生まれ、ウェールズのアングルシー島で育った。
少年時代からライヴ通いし、駆け出し時代のザ・ビートルズのステージを実体験している。
1960年代、マンチェスターでバンド活動をスタートさせた彼はロンドンに出ると、ジミ・ヘンドリックスのローディーを経験することとなる。
北インドの太鼓の一種“タブラ”を使用した異色ロックバンド、サム・ゴパルでボーカルとギターを担当した後に、1972年(当時26歳)にサイケデリックロックバンド、ホークウインドにボーカル&ベーシストとして加入する。
翌1973年(当時27歳)から約2年間にわたり同バンドの全盛期を支えたが、ドラッグの問題などで1975年に解雇される。

「ホークウインドってのは、当時としちゃドえらい見世物だったと思う。いわゆるピッピー風のラブ&ピース的グループとは一線を画してたんだ。強烈な色とりどりの照明を大量に使いながら、バンド自体はショーの間ほぼ全編暗闇の中に居たんだよ。俺達の頭の上では壮大なライトショーが展開していた。18のスクリーンを使って、溶けてゆくオイルとか、戦争や政治的なシーン、奇妙な標語やアニメーションなんかを次々に流すんだ!」


彼らがステージに登場すると、大音量の演奏が響く中、ダンサー達がメンバーの横でのたうち回り、アシッドで飛びまくったオーディエンスがフロアで踊りまくっていた。

「あのバンドに入って一番良かったことは、イングランド以外の場所で沢山プレイする機会を得られたことだ。俺はそれまでほとんど長期で旅をするなんて経験がなかったからな。俺にとって人生初の海外ライブは、パリのオランピア劇場だった。機動隊がゲシュタポみたいに出動してきやがって暴動になりかけてたショーを中断させたんだ。」


1973年、彼は27歳を迎えた年に初めてアメリカへと渡った。

「あれは確かアルバム“Spase Ritual”をリリースした直後だった。俺はすぐにアメリカが好きになった!際限のない馬鹿騒ぎだったぜ!イギリス人の俺にとっちゃ、とてつもねぇエルドラド(黄金郷)に辿り着いたような気分だったよ!」


彼らの最初の全米ツアーは、フィラデルフィアからスタートした。
そこからニューヨークへと北上し、ヘイデン・プラネタリウムでプレイをしたという。

「ちょうどコホーテク彗星が接近中だったんだよ。わかるだろ?俺達はそういう宇宙的なバンドだったからな!俺が初めてアリス・クーパーに会ったのもあの時だったし、スティーヴィー・ワンダーも来てたな!」


バンドはアメリカ大陸を横断しながら、ほぼ絶え間なくアシッドを摂取していた。
L.Aに辿り着いた時、彼はその景色と自由な空気に心から感動したという。
そこで彼はバンドのために“Motorhead“という曲を書いた。
サンセット大通りのハイアットホテル。
そこはレッド・ツェッペリンが破壊行為を繰り返したことでも有名になったホテルだった。


「俺は朝の7時半から、ハイアットの部屋のバルコニーで、頭のてっぺんから声を張り上げてたんだ。通りをパトロール中のパトカーが何度か停まって、警官が降りてきてたな。だけど呆れたように首を振って、また車に乗り込んで去って行ったよ。」


その二年後、彼は北アメリカをツアー中にコカインの不法所持で逮捕される。
以前から彼の暴走っぷりを煙たがっていたメンバーは“渡に船”とばかりに俺をクビにした。
同年にあたる1975年、彼は大音量で演奏するフリークアウトミュージックをコンセプトにした自らをフロントマンとするバンド、モーターヘッドを結成する。
ホークウインド用に書いていた楽曲名をそのまま流用してバンド名もモーターヘッドと命名した。

「俺は新しいバンドでMC5のような速くてささくれだった音を打ち出したかったんだ。そこにリトル・リチャードとホークウィンドの要素を放り込んだようなのを目指したわけだ。結果としてほぼそれに近いバンドができたもんな!モーターヘッドは根本的にブルースバンドなんだよ。」



<引用元・参考文献『レミー・キルミスター自伝 ホワイト・ライン・フィーヴァー』レミー・キルミスター(著)田村亜紀 (翻訳)/ロフトブックス >
こちらのコラムの「書き手」である佐々木モトアキの音楽活動情報です♪
宜しくお願い致します。



【歌ものがたり2022 雨ニモマケズ風ニモマケズ】


9月3日(土)田川Diamond Moon
9月4日(日)行橋Rock ‘n Roll Bar Memphis
9月10日(土)米子MUSIC PUB海あに
9月17日(土)京都LIVE&SALON夜想
9月25日(日)久留米 八百屋カフェ農と音1号店
10月7日(金)兵庫(伊丹)HEAVEN`S KITCHEN伊丹昆陽店
10月8日(土)広島・呉Albatross
10月9日(日)岡山LIVE Cafe ペペの家
10月10日(月・祝)岡山Desperado(Bar side)
10月14日(金)唐津の海賊
10月15日(土)小倉Bar Disa
10月16日(日)大牟田 陽炎
10月21日(金)八戸Bar FLAT
10月22日(土)能代ハックルベリー
10月23日(日)秋田カウンターアクション
10月29日(土)横浜Bar Brixton Market
10月30日(日)静岡・三島 ぐらBar’s
11月3日(木・祝)群馬・前橋 呑竜横丁 
11月22日(火)札幌SALINAS
11月23日(水)恵庭Mojo Hand 
12月2日(金)大阪 大きな輪
12日3日(土)和歌山OLD TIME
12月4日(日)広島Jammin’ bar
12月10日(土)福岡NIKAI
12月11日(日)北九州・黒崎 居酒屋 中村屋
12月24日(土)福井・あわら市 専念寺
↓チケットご予約&公演詳細・共演者情報はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12733736025.html


【THE HUNDREDS 佐々木モトアキ×NOBUYAN’ Special Acoustic Live Tour 2022 “Only 2Men-6Days”】
9月18日(日)大阪 新世界ヤンチャーズ
9月22日(木)福岡 Bar KINGBEE
9月23日(金・祝)福岡 Bar KINGBEE
10月1日(土)新潟 Live Bar Mush
10月2日(日)仙台 Cafe de Lucille
12月25日(日)名古屋 ROLLING MAN
↓チケットご予約&公演詳細・共演者情報はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12748624898.html


【佐々木モトアキ×Keith “唄うたいと雷神” Autumn/Winter 2022 Japan Tour】
11月10日(木)大分・日田Chewing Gum
11月11日(金)佐賀 雷神 
11月12日(土)福岡・雑餉隈ZASSHO JAM
11月13日(日)熊本・八代7th chord
11月19日(土)札幌Log
11月20日(日)釧路 ガソリンアレイ
11月26日(土)高円寺MOONSTOMP
12月17日(土)埼玉・所沢MOJO
↓チケットご予約&公演詳細・共演者情報はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12751903088.html



佐々木モトアキの楽曲「You」のミュージックビデオです♪
映像編集、ポートレート(写真)撮影共に、佐々木モトアキ本人が手掛けております。
とてもシンプルな技法ですが、何よりも登場する皆さんの表情が素敵です✨
人が“目を閉じている”表情。
その“瞼(まぶた)に浮かんでいる”誰かの顔。
繋がってゆく“一人ひとりの想い”が、100通りの、いや1000通りのドラマを描いてくれています。


佐々木モトアキ
執筆、動画編集、音楽・食・商品・街(地域)に関わるPRなどなど…様々なお仕事承ります。
例えば執筆・編集のお仕事として、、、
「ロック」「ジャズ」「ブルース」「R&B」「シャンソン」「カントリーミュージック」「フォークソング」「歌謡曲」「日本の古い歌」など、ほぼオールジャンルのページ企画・特集に対応いたします。
ライブイベントの紹介・宣伝文や、アーティストの紹介文なども対応できます。
音楽以外のライティングとして、WEBページの作成・リニューアル、各種パンフレット作成に伴う「店舗のご紹介」「メニューご紹介」「企業・会社のご紹介」「商品のご紹介」などなど様々なPRに関わるお仕事も承ります。
音楽、人、食、商品、街(地域)…私たちが関わるものすべてには“ものがたり”があります。
あらゆるものに存在する、ルーツや“人の想い”を伝えながら「誰が読んでもわかりすい読み物」をお作りいたします✒
お気軽にご依頼のご相談・ご連絡ください♪
sasa@barubora.jp
090-2669-2666
【佐々木モトアキ プロフィール】
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12648985123.html
【TAP the POP佐々木モトアキ執筆記事】
http://www.tapthepop.net/author/sasaki

The post レミー・キルミスター27歳〜初めて踏んだアメリカの地、L.Aのホテルで書いた楽曲“モーターヘッド” appeared first on TAP the POP.

タイトルとURLをコピーしました