スラッシュ27歳〜酒と女に溺れた大規模な世界ツアー、エアロスミスやレニー・クラヴィッツと共演したパリ公演の興奮

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1991年、ガンズ・アンド・ローゼズは4年ぶりのスタジオアルバム『Use Your Illusion I』と『Use Your Illusion II』を2作同時にリリースする。
当時は世界中のチャートで1位2位を独占し、現在までに累計約3000万枚を売り上げている。
同年秋、バンドからギタリストのイジー・ストラドリンが脱退。
翌1992年、彼らはオリジナルメンバーから形を変えながらもワールドツアーを続行していた。
フロントマンのアクセル・ローズと共に、バンドのキーパーソンとなっていたスラッシュ(当時26歳)はその頃のことをこう振りかえっている。

「俺達は東京ドームで3回ライブを行なった。俺自身はその時5回連続で東京ドームでプレイをしたんだ。マイケル・ジャクソンと一緒に2回、ガンズで3回。二組の観客の間にこれほど大きなコントラストを感じたことはなかったよ(笑)ステージの上を飛び回り、楽屋には子供達がいて、たくさんのオモチャが置いてあるマイケルとのライブから、二日後に始まったガンズ。これほど超現実的な変化を経験したのは他にないね。それもすべてがまったく同じ場所で行なわれたんだから。しかも俺は二つのライブの合間に休暇をとって東京ディズニーランドに行ったんだから(笑)」


スラッシュが27歳を迎えた年の夏、ガンズ・アンド・ローゼズはメタリカとのダブルヘッドライナーでツアーを行なった。
当時、これ以上大規模なロックンロールバンドの顔合わせはあり得なかったという。
メタリカはアルバム『Metallica』をリリースしたばかりで、ガンズも『Use Your Illusion I』と『Use Your Illusion II』で、世界中のロックファンを熱狂させていた頃だった。
アイルランドのダブリンから始まったそのツアーは、ヨーロッパを巡り、アメリカへと舞台を移していった。

「全米を回っていた頃、俺は恋人のルネーと別れた。俺達の取り巻きの誰かが、ツアー中に俺がいかに彼女を裏切っていたか彼女に話してしまったせいでね。“絶対にしない”と、俺が彼女に約束してたことの一つが浮気だった。ライブとライブの間はできる限り楽しい時間を過ごそうとしていた俺の弱さだ。大酒を呑むのと同じく、俺にとっては感情面のアップダウンや、心理的な陰陽、そして乱気流のような感情の動きを乗り越えるために必要な存在というか…当時の俺は酒と女達で状況に対処してたんだよ。」


それまでの彼は、数々の女達が自分の前に身を投げ出してきても、手を出すようなことはほとんどしなかったという。
しかし、人気は絶頂ながらも…自分達の状況に不安を覚えるようになった彼は、全面的にロックスターに与えたられた“特権”を利用するようになってゆく。
酒と女に溺れながらも、彼はその頃のツアーで一番印象に残った出来事があったという。

「あれはパリ公演の時だった。アクセルが世界各国で放映されているテレビネットワークの番組を使って、色んなゲストを呼んで俺達と一緒にプレイしてもらおうというアイディアを思いついたんだ。アクセルはエアロスミスやレニー・クラヴィッツ、ジェフ・ベックに声をかけた。俺にとってこの顔ぶれはご褒美のように思えたよ。ご存知のとおりエアロスミスは俺のお気に入りのバンドだし、ジェフは俺の大好きなギタリストだし、レニーのアルバムには俺が参加したこともあるんだから。確かにこの頃から俺とアクセルの間には大きな確執が生まれていたよ。アクセルから和解の言葉をきいたことなど一度もなかった。気持ちは複雑だったけど、俺はどうしてもこの番組(ライブ)をいいものしたかったんだ。ゲストとの共演に興奮していたよ!」


彼らはパリでのライブを行なうにあたって、すべてのゲストを丁寧に出迎えた。
移動もホテルも何もかもファーストクラスを準備した。
レニー・クラヴィッツとは「Always On The Run」を、ジェフ・ベックとは「Locomotive」を、そしてエアロスミスとは「Mama Kin」「Train Kept A Rolling」を演奏することとなる。

「コンサートの当日、リハでジェフ・ベックと一緒にプレイした時、もう気分は最高だった!だけど、リハの段階でジェフが耳をおかしくてしまって本番に出れなくなってしまったんだ。残念だったけど、その日のライブはとてもうまくいったよ。」



翌1993年、彼らはパンク楽曲を中心にしたカバーアルバム『The Spaghetti Incident?』を発表する。
同作は全米チャートで4位を記録。
その年の内に約2年半続いたワールドツアーを終了させる。
合計約700万人以上を動員し、アメリカの経済誌『フォーブス』による“世界で最も稼いだバンド”で1位に選ばれる。


<参考文献『スラッシュ自伝』スラッシュ(著), アンソニー・ボッザ(著), 染谷和美(翻訳)/シンコーミュージック>
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