2026年に向けた最新のシニアトレンドは、過去のしがらみや制約を「キャンセル」し、自分自身の満足や「今」という時間を最優先する前向きな姿勢が特徴です。ハルメク 生きかた上手研究所が発表した5つの主要トレンドについて詳しく解説します。
1. 「イマ活」:未来への我慢を脱ぎ捨て、「今」を最高潮にする
「イマ活」とは、老後の不透明な将来のために今を犠牲にするのではなく、元気に動ける**「今この瞬間」を楽しむために時間とお金を投下する**ライフスタイルです。
• 具体的な消費行動: 12万円を超えるオペラ鑑賞や大相撲のプレミアム観戦チケットが即完売するなど、高額でも価値ある体験への需要が非常に高まっています。
• 背景: 「いつか」を待つうちに体力が低下するリスクを自覚し、「元気なうちに楽しもう」という合理的判断が働いています。また、SNSで体験を記録・発信し、仲間と共有することも価値の一部となっています。
2. 「ご自愛消費」:節約疲れからの解放と、本質的な自己投資
長引く物価高や節約志向へのリバウンドとして、「頑張った自分をいたわりたい」と、心身のゆとりを取り戻すための上質な消費を指します。
• 選択基準の先鋭化: 多くの物を所有するより、10万円超のカシミヤコートのように「素材や縫製に確かな根拠がある一着」を厳選する傾向があります。
• ウェルビーイングへの投資: 快眠や健康といった価値を実感できるリカバリーウェアや姿勢サポート製品など、自分のコンディションを整えるアイテムへのニーズも上昇しています。
3. 「戦力シニア」:仕事が生きがいの一部となり、社会に再参入する
従来の「再雇用」や「副業」の枠を超え、仕事そのものが趣味や暮らしの一部として溶け込んだ働き方です。
• 自由な働き方の拡大: 「タイミー(スポットワーク)」や「おてつたび(リゾートワーク)」などのプラットフォームを活用し、場所や時間に縛られず、自分の好奇心で働くシニアが増えています。
• 社会的役割: 豊かな経験を活かして好きなことを始めた結果、気づけば周囲から頼られる「戦力」として活躍し、自己実現と社会貢献を両立させています。
4. 「再点火メイク」:年齢を理由に諦めず、魅力をアップデートする
「若返り」を目指すのではなく、「今を生きる自分に似合う美しさ」を追求し、個性を引き出す武器として美容を捉える動きです。
• ロールモデルの影響: 50代以上の美容系YouTuberの増加や、著名人のメイクの変化が話題になるなど、大人世代が洗練された自己表現を楽しむ文化が広がっています。
• 意識の変化: 美容を自分の魅力を更新するための投資と捉え、シニア向けの美容教室も人気を集めています。
5. 「ならわし卒業」:過去の形式を整理し、自分らしい関係性を再構築する
若者の「キャンセル界隈」が規範への拒否であるのに対し、シニアのそれは**「自分を取り戻すための前向きな手放し」**です。
• 具体的な「●●じまい」: 「年賀状じまい」「墓じまい」「お中元・お歳暮じまい」などが進んでいます。
• 人生の軽量化: 調査では約8割のシニアが「断捨離(整理・処分)」を希望しており、過去の形式的なしがらみから自由になることで、今の自分にとって真に大切な関係性や生き方を再定義しようとしています。
——————————————————————————–
補足:2026年の食トレンドについて 食生活においても、不足しがちな栄養を無理なく補う**「手軽にプラス食材(乾燥野菜ミックスやスキムミルク等)」や、自分仕様に具材をカスタマイズする「パーソナルカスタムフード(麻辣湯やカスタマイズそば等)」**が注目されており、健康と利便性を両立させる動きが加速すると予測されています


コメント